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公開日:2020.02.29

橘中3年遠藤さん
バスケの公認D級審判に
中学生では全国でも希少

  • 「将来はS級に合格したい」と語る遠藤さん

 小田原市立橘中学校3年の遠藤桃子さん(15)が、(公財)日本バスケットボール協会(JBA)公認のD級審判に認定された。中学生でD級に合格するのは、全国でも数少ない。

 JBA公認審判は、プロのトップリーグ公式戦を判定できるS級から、初歩レベルのE級までの6段階制。D級は地区や連盟が主催・管轄する大会で審判を務めることができる。同協会によると、来年度から高校生となる遠藤さんは、2020年度U18世代の審判員として登録される。県内におけるU18世代の審判員は、2019年度の段階で2人存在するのみ。

 昨年夏まで同校女子バスケットボール部に所属していた遠藤さん。163cmの長身を生かしてフォワードとして活躍し、2年生後半からはエース番号の「7番」を任されるなど、チームメイトの信頼を集めた。

 審判を目指したのは「部活の皆や、小学3年からお世話になっていたミニバスケットボールクラブに恩返しをしたかったから」。審判員として、試合が円滑に進むようサポートしたいと、中学1年でE級審判の審査に合格。さらに上位の取得に意欲を燃やし、東海大学の練習試合や、応援しているBリーグチーム「千葉ジェッツふなばし」の試合などに足を運び「特に審判の動きや、笛を吹くタイミングなどを見て学んだ」と話す。

 D級の審査会に臨み、合格通知が届いたのは昨年12月。「嬉しさより、安心感が大きかった。頑張って良かった」と笑顔で振り返る。

 すでに市のミニバスケット公式試合などで審判を経験したという遠藤さん。「自分のジャッジ一つが勝敗にかかわるので責任感が大きい。高校でも選手と審判の両方を続けたい。将来はS級を取得し、国際試合で審判をやりたい」と語った。

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