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箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2015.09.11

頼朝や小田原北條氏ゆかり
伊豆山
僧兵偲ぶ2千の灯

  • 本堂の阿弥陀如来像の前にちりばめられた行燈(あんどん)

 伊豆山の般若院で31日、ロウソク祭りの灯2千本が境内通路や本堂内にゆらめき、観光客や地元民が幻想的な光の列を楽しんだ。

 同院の岡本興尚住職が関東大震災の供養や盆の送り火を兼ねて始めた行事で、10年前に地元の町起こし団体が加わり規模が拡大。伊豆山ゆかりの「僧兵」も供養しようと、多くのロウソクで荘厳するようになった。

 伊豆山には平安時代に僧兵たちが暮らし、一説には3千人以上を擁していたという。平安末期には伊豆に配流された後の源頼朝をかくまい、戦国時代に豊臣秀吉が小田原を攻めた際は北條氏側についたとも伝わっている。

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