金沢区・磯子区 人物風土記
公開日:2025.12.18
磯子区薬剤師会の会長を務める
阿波谷 幸久さん
磯子区丸山在勤 66歳
人と人との関わり大事に
○…区内49の薬局で構成される磯子区薬剤師会の会長を務める。会として「フレイル」予防に積極的に取り組み、薬局内で握力などの体力測定や健康相談に乗るイベントを今年から本格的に行っている。また、通院が困難な患者の自宅へ薬を届ける調剤訪問の体制づくりに力を入れる。「地域包括ケアシステムに薬剤師がどう介入し多職種と連携して患者さんを支えるか。一人でも多くの薬剤師がシステムを支える担い手になれるよう努力していきたい」と話す。
○…東京都葛飾区出身。「親分肌で、昔から人の世話をするのが好きだった」と少年時代を振り返る。医療の道を目指した原点は「病気を治すのは、最終的には薬の力。薬で人を助けたい」と思ったこと。北海道の薬科大学へ進学。学園祭の実行委員長を務め、人脈を築いたり、協賛を集めるのも「苦にならなかった」と笑う。
○…卒業後は製薬会社に入社し、MRとして沖縄や仙台など全国を飛び回った。定年まで勤め上げた後、「在宅医療をやりたい」と一念発起。6年前に丸山ににじいろ藍薬局を開業した。平日の午後はほぼバイクで訪問へ。休みもままならないが、「患者さんから『ありがとう』『助かった』と言われるとすごくうれしい」と目を細める。
○…MR時代から、動き続けていたい「マグロ」。「常に目標に向かって諦めない姿勢を貫きたい」と前を向く。休みの日も思いついたら即行動。弾丸旅行が好きで、新幹線で青森・函館へ日帰り旅行に出かけたことも。「敷居が高いと思われがちな医療機関の中で、薬局は『近所のおじさん、おばさん』という感覚で話せる場所だと思う」。すべては人と人の関わりから。「世間話でも薬の相談でも気軽に薬局にきてほしい」
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