神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2020年9月10日 エリアトップへ

色字共感覚を持つ自身の日常を綴った手記を出版した 望月 菜南子さん 東洋英和女学院大学3年

公開:2020年9月10日

  • LINE
  • hatena

「人の心と向き合いたい」

 ○…黒く書かれた文字や数字でも、特定の色がついて見える色字共感覚を持つ。例えば、「あ」という文字は、何色で書かれていても頭の中では赤く見えるそう。自分にとっては当たり前のことだったため、高校3年生まで周りと違うことに気が付かなかった。「共感覚を持つ私の日常を、ありのまま綴ったら面白いかも」。そんな思いから出版に向けて動き始めた。8月、本がついに書店に並んだ。「まるで自分のことのように多くの人が喜んでくれました」と顔をほころばせた。

 ○…子どもの頃から大の本好き。「自分が主人公になりきって読むとわくわくします」と胸を躍らせる。小学生の頃から本の出版が秘かな夢だったという。中高生時代は文芸部で小説などを書いていた。おかけで読む人のことを考えて文章を書く癖が付いた。本を執筆する時も意識したのは、小学生でも読める優しい文章だ。「私の見ている世界観が多くの人に分かりやすく伝わったら」

 ○…中高生時代、悩んだ時には、周りの大人と対話することで前向きになれた。そんな経験からずっと人の心と向き合いたいと思うように。そんな思いを叶えるため、公認心理師になることが夢となった。心理学を学ぶために東洋英和女学院大学人間科学部へ。今は、大学院への進学も視野に入れている。「対話で元気を与えられる大人になりたいです」と笑った。

 ○…「九九は、数字の色で覚えていましたね」と共感覚を持つ自分”ならでは”のエピソードを教えてくれた。本には、そんな読む人の常識を揺さぶる内容がずらり。「自分と他人の感じ方、考え方は違って当然。様々な人がいることを知ってもらえたら。『多様性とは何か』を考えるヒントになる一冊です」と本を手にとった。

緑区版の人物風土記最新6

小泉 浩子(ひろこ)さん

4月26日の「ポップ&クラフト絵手紙教室」で講師を務める絵画指導インストラクターの

小泉 浩子(ひろこ)さん

長津田在住 49歳

4月25日

高倉 徹さん

緑図書館の館長に着任した

高倉 徹さん

都筑区在住 60歳

4月18日

佐藤 俊明さん

緑消防団の団長に就任した

佐藤 俊明さん

十日市場町在住 66歳

4月11日

金成(かなり) 賢一さん

緑警察署長に着任した

金成(かなり) 賢一さん

区内在住 59歳

4月4日

薬真寺 麻美さん

「四季の森Enjoy Local Market」の運営に携わるほか、中山で「エンリッチザハートマルシェ」を主催する

薬真寺 麻美さん

白山在住 43歳

3月28日

川口 信二さん

今年、霧が丘での花の植栽活動が10周年を迎える

川口 信二さん

霧が丘在住 75歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook