横浜市は先ごろ、今年度の市文化財に指定4件、登録1件を新たに加えた。その中で新羽町の「三谷戸(さんやと)廻り地蔵講」が無形民俗文化財に指定されている。
「廻り地蔵講」は、地蔵を家から家へと送り、地蔵を迎えた家は、大切にまつることを習わしとしてきた民俗行事。
新羽町では、三谷戸の中井根、向谷戸(むかいやと)、久保谷戸(くぼのやと)に住む35件で、古くから長い期間に渡り脈々と続いてきている。地蔵は、重さ約10kg、高さ1m、幅50cm程度の厨子に入れられており、迎えた家では茶や飯、線香を供える。次の家に運ぶときは、賽銭を添えることもあるという。預かる期間は短い家では1週間程度、長い家では数年にもなる。三谷戸の住民の1人は「この前、私の家に来たのは10年以上も前になると思う。古くから行われてきた習わしで、恐らく災難や病から家を守るために続けてきたのではないかと推察している。始まった時期は不明ですね」と話している。
計245が指定・登録
このほか「廻り地蔵」では、白山(緑区)、池辺町(都筑区)、下飯田(泉区)が無形民俗文化財に、有形文化財では「旧日本綿花横浜支店事務所棟」(中区)が、史跡では「元町貝塚」(中区)が指定されている。地域史跡では「伝畠山重保墓(でんはたけやましげやすはか)」(金沢区)が登録されている。市は後世に残存させることを目的に、市内の有形・無形文化財を毎年、指定・登録しており、今年度の追加により、文化財では153件、登録地域文化財は92件となっている。
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