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港北区 文化

公開日:2016.06.30

NHK杯放送コンテスト
区内2高校生、全国大会へ
「朗読」「アナウンス」で好成績

  • コンテストで好成績を残した富永さん(左)と今西さん

 区内にある県立新羽高校(梶原健司校長)放送部の今西琴音さん(3年・17歳)と、県立港北高校(布川勝也校長)放送部の富永千晴さん(3年・18歳)が、6月11日・12日に伊勢原市にある県立向上高校で行われた「第63回 NHK杯全国放送コンテスト 神奈川県大会」で好成績を残した。今西さんは「朗読部門」で優勝、富永さんは「アナウンス部門」で6位入賞。共に全国大会への出場を決めた。

 同コンテストは、放送部に所属する高校生の豊かな人間性育成と同時に、情報発信者としての自覚と創造性も育てることを目的に年1回、開催。「朗読」「アナウンス」「ラジオドキュメント」など7部門で成っている。

新羽・今西さん

 今西さんが選んだ作品は武者小路実篤の「友情」。1人2分間の制限時間内に収まるダイジェスト版を自ら作成し、ストーリーと登場人物の「気持ち」が的確に伝わることを念頭に朗読した。「朗読部門」は7部門中最多の212人が出場する激戦だったこともあり、「当日は凄い緊張感でした。自信がなかったので優勝できて素直に嬉しかった」と笑顔を見せた。

港北・富永さん

 富永さんは、港北高校卒業生で航空自衛隊の戦闘機パイロットとして活躍する、稻留仁さんとその兄の智さんを紹介する記事を読んだ。富永さんも自ら原稿をまとめ、1分30秒の制限時間内に発声・アクセントなどに細心の注意を払いながら読み上げた。「楽しみながらリラックスしてやれたことが好結果につながったと思う。感謝です」と振り返った。

 2人は7月26日から28日に東京の国立オリンピック記念青少年総合センター、NHKホールで開かれる「NHK杯」全国大会に出場する。さらに、昨秋の「神奈川県高校総合文化祭」の「朗読部門」で今西さんは2位、富永さんは3位を獲得していることから、8月2日・3日に広島県で行われる「高総文」全国大会にも参加する。進路選択を控える2人。将来の抱負を今西さんは「声優になることが子どもの頃からの夢。叶えるためこれからも努力をしていきたい」と話し、富永さんは「人とかかわることが好き。しっかりと生きていける大人になりたい」と語った。

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