港北区 文化
公開日:2017.01.05
横浜で生きるフクロウ
身近な森林でも生息
酉年の顔ともいうべき鳥類。中でも「不苦労」などのごろ合わせからフクロウは、縁起の良い鳥として知られる。横浜市内にもフクロウが生息していることは意外と知られていない。
「仲間のコノハズクなどは渡り鳥だが、フクロウは留鳥。昔からずっと日本で暮らす鳥」と話すのは、金沢動物園(金沢区)の森角興起さんだ。市内でも金沢自然公園のほか、身近な森林に生息しているという。
「傷つくリスク、知って」
同園にいる、フウちゃんとフクちゃん。どちらも保護され、野生に戻ることができないフクロウだ。フウちゃんは生後まもなく何者かに左目を奪われ、フクちゃんは左羽が折れたまま飛ぶことができない。「すぐそばにいる鳥で、人間の生活の影響で傷つくリスクがあることを知ってほしい」と森角さんは話す。
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