米国のウイルス消毒・除染ノウハウを地域に還元――。
ウイルス・細菌・カビ除去を専門とするスペシャリスト集団、ゴールドモア・ジャパンは4月9日から、米国の新型コロナウイルス感染施設の消毒で使用されている「ウイルス消毒・除染サービス」を日本国内で提供開始している。
ゴールドモア・ジャパンは、新羽町にあるRSS合同会社(尾上武樹代表社員/総合ビルメンテナンス、ケミカル販売等)が運営し、カビ制御システムを世界に展開する企業、ゴールドモアの日本支部。
新型コロナウイルスの感染が急速に広がった米国では、感染者が発生したカフェやホテル等の商業施設、公共施設等でウイルスの消毒・除染作業が進められている。作業は、アメリカ疾病予防管理センターのガイダンスに基づいて行われ、殺菌・抗菌・消毒剤には、アメリカ合衆国環境保護庁が新型コロナウイルスを不活化させるとして承認している消毒剤、ゼットワン等の薬剤が使用されているという。
この手法を日本で行うのがゴールドモア・ジャパンの取組み。新型コロナウイルスの消毒清掃は、超微粒子噴霧器による消毒剤、ゼットワンの噴霧=左写真(上)=やゼットワンを含ませたマイクロファイバークロスでの汚染場所ふき取り=左写真(下)。感染経路を断つため、複数の人間の手指が触れ、交差汚染が考えられる場所を消毒することが必要となる。
発生前の予防にも
同社がサービスを提供するのは商業店舗や公共施設、会社、家庭など。感染者発生後の消毒・除染のほか、発生前の予防消毒も行う。
外出の自粛が続くが注意していても少しの隙で感染リスクがあると話す尾上氏。「もし(自身が)感染してしまったらと考えると、辛く、不安もあると思う。予防法のアドバイスもできるので、気軽に相談してほしい」と呼びかけている。
正式なサービスの提供開始は4月9日だったが、同社では、それ以前から十数件の依頼に応じていた。9日以降も問い合わせや作業の依頼が入り、「昨晩(4月21日)も大阪の案件を終えたばかり」と尾上氏。これは、感染者が使用した会社事務所での消毒・除染だったという。
同氏は現在、緑区在住。学生時代から20年弱を過ごした米国で得たビルメンテナンスのノウハウを日本に還元しようと、国内での起業を決めた経緯がある。新型コロナウイルス感染拡大が終息を見ない今、「これまでの経験を活かし、地域に貢献したい」と話している。
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