新吉田小学校(関谷道代校長)の校舎の東西の壁に巨大なキャラクターが姿を現した。
その正体は、同校のキャラクター「しんよしだくん」。2003年、当時PTAの広報委員を務めていた、イラストレーターの山名阿代(あつよ)さんが考案した。その後は、着ぐるみが作られるなど、広報誌の枠を超えてすっかり学校の顔に。そして創立50年を迎えた今年、周年記念事業の一環として壁画の製作が決まった。
壁画の製作を担ったのは地元で塗装店を営む沖本光太郎さん。現在、自身の子どもが同校に通っていることもあり、「ぜひ力になりたい」と二つ返事で快諾した。巨大な壁画は難度が高かったというが、「これからずっと残っていくもの」と色褪せにくいようにコーティングするなど工夫。「今の子どもたちはもちろん、未来の児童たちも見て楽しんでほしい」と笑顔を見せた。
校舎に描かれているのは、周年記念の歌から着想を得た新デザインのものと、児童たちからアイデアを募って考案したものの2つ。8月18日には、山名さんが来校し、沖本さん、関谷校長らとともに仕上がりを確認した。生みの親でもある山名さんは、実物を前に「感無量。(卒業生の)息子と一緒にまた見にきたい」と満足げな表情を浮かべた。
現在は、製作作業時の足場が残っており、登校再開時に完全な姿でのお披露目を予定しているという。「山名さんと沖本さんの協力に感謝」と関谷校長。「コロナで暗い話題も多いが、しんよしだくんが、児童や地域に元気を与えてくれるのでは」と話した。
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