港北区 文化
公開日:2023.06.01
地域とのつながり強化へ
菊名おでかけバス12年目
地域のつながりを深めようと活動を続けるコミバス市民の会(共同代表/入江勝通さん、砂田正子さん、山田平保さん)が、取組みの柱としている菊名おでかけバスを運行して12年目を迎えた。
同団体は、高齢者や子育て世代の外出支援をすることで、あたたかい街づくりに取り組んでいる。菊名おでかけバスは、錦が丘町内会との連携で始まったもので、山坂の多い地形で、移動が困難な人だけでなく、遊びに行く人も利用できる。新年度の会員は、82人と5団体。
昨年度は、運転手、添乗員確保のために「外出移動支援・担い手講座」を開催し、「自分たちの足を自分たちで確保」してきた。5月19日に行われた総会では、バスの運行を継続するための体制づくりや、地域との結びつきを強めることを確認した。
運行形態は、3年間コロナ禍で予約制だったが、6月からは通常運行に戻す。高齢者の外出機会を増やすきっかけを目的としている、臨時便(買い物ツアー)なども再開予定だ。
菊名おでかけバス活動の中心となっているのは、砂田さんと、世話人の秋山和江さんの2人。秋山さんは「肺の病気の人が、亡くなった奥さんが利用していたスーパーに行くため頑張って歩いていた。コミバスのことを知ったら喜んでいた」と運行して心が温まったエピソードを話し、「元町内会長や運送の経験者など、会員にはさまざまな人がいる。いろんな人に参加してもらいたい」と期待を口にした。
会員なら誰でも、おでかけバスを利用できる。会費は年1000円。入江さんは「みんなで楽しく、少しずつ力を寄せ合って活動を続けていきたい」と今後の抱負を語った。
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