市立新吉田第二小学校で3月11日、5年生を対象に横浜市建築局による廃材の活用法を学ぶ出前授業が行われた。昨年7月から今年2月まで、体育館の改修工事が行われていたことをきっかけに企画された。
同局学校整備課の寺口達志課長は、「ムダを活用しよう」としてアップサイクルについて、スライドや試供品などを用いながら児童らに説明した。アップサイクルとは、本来は捨てられてしまう廃棄物に新たな付加価値を持たせることでより良いものに生まれ変わらせること。その一例として、体育館の床に使用されていた木材を再利用した理科室の椅子やベンチ、テーブル、プランターを披露。これまでとは違う姿になり、児童らは驚きの声をあげた。
授業後半では、児童らが床材を活用したキューブで立体パズルに挑戦した。立方体や山の形を作ろうと夢中になる姿が見られた。「山ができた」と達成感に満ちた表情の児童や、「別の物に加工して利用する発想がすごい」と目を輝かせて話す児童もいた。
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