神奈川県赤十字血液センターが5月31日、港北区役所で献血を実施した。献血推進キャラクター、けんけつちゃんと横浜F・マリノス公式キャラクターのマリノスケが竹下幸紀港北区長を訪れ庁舎を巡回。区役所職員や来庁者に献血を呼びかけた。
F・マリノスは15年以上同センターの活動に協力し、今年3月、マリノスケが神奈川県献血広報大使に就任。これまでも区役所で献血を行っていたがマリノスケとの実施は初。受付け数は56人、51人が採血を行った。
献血の血液は病気や事故の手術等に使用されるが、血液は人工的に作れず使用可能期間も限られ、定期的な協力が必要だという。人口推移と共に血液供給量が増加し、若者の献血が少ないことが課題の一つ。また、2021年の人口に対する献血率は神奈川県がワースト2位に。5月は需要が高く400ミリリットル1000本以上を他県から供給している(5月30日時点)。
F・マリノスや区役所の応援で多数の協力があり、同センター献血推進課の湯川昇さんは「赤十字国際標語、『人間を救うのは、人間だ。』を実感した」、港北区役所福祉保健課の伊藤悟さんは「マリノスケやけんけつちゃんの呼びかけで、多くの方に献血いただきありがたい。これを機に献血したことのない人にも関心を持っていただければ」とした。
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