港北区 社会
公開日:2025.06.05
コミバス市民の会
課題と展望を共有
”走るサロン”運営
コミバス市民の会(共同代表/入江勝通さん、砂田正子さん、山田平保さん)は5月29日、「び・すけっと菊名」で総会を開催し、昨年度の活動報告や今年度の活動計画などを発表した。
ボランティアによる外出・移動支援の「菊名おでかけバス」の運行などを行う同会。ボランティアも利用者も会員になり、自分たちで「足」を確保しようと活動している。運行を開始してから15年目。車内では利用者らの会話が弾み、交流の場になっている。昨年度の年間乗車人数は1316人(昨年度比111%)で、同会は「地域の足として定着している」としている。
一方で、運転ボランティアの「卒業」が続き、バスの運行が継続できるよう、新たな担い手の確保が必要になる。今年度は、運転ボラの募集のほか、地域の団体などとの連携をより一層深め、利用者と担い手がともにやりがいのある活動を進めていくことを目標とする。
「みんなで課題や今後の展望を共有することで、活動を俯瞰する機会となった」と話す砂田さん。総会後には西区で移動支援を実施している「おでかけ3」と交流し、「行政や地域と連携している『おでかけ3』に刺激を受けています。今後も交流していきたい」と語った。
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