港北区 文化
公開日:2025.07.03
前向きな気持ち込める
詩手紙作家の金井さん
アートかれん(大倉山)所属の金井清香さん(44)は、日常生活で大事だと思うことを、詩とイラストによる「詩手紙」で表現している。ポストカードサイズの作品には、「思いやりひとつが平和をつくる」「まいにちたからものをさがそう」「心はいつもいっしょにいるきちょうひん」など、心温まる言葉が綴られている。
脳性麻痺による四肢麻痺の金井さん。左右の足で力の入り具合が異なるため、歩行の際などは、ロフストランドクラッチという杖と、膝から下を支える「短下肢装具」を装着している。
金井さんが詩手紙と出会ったのは2002年。「当時は絵手紙が流行していたが、詩とイラストを自分で考えて表現したら面白そう」。そう思い、製作を始めた。作品には前向きな気持ちを込めている。「今や誰もがスマホなどを持っている。便利ではあるが、公共機関などで画面に夢中になって、自分の事ばかり考えていると良い世の中にならないのでは」と日常での気付きを言葉にする。そして、作品を通し、「思いやりの大切さを伝えられたら」と期待を寄せる。
金井さんの作品は、7月27日(日)に足爪専科(日吉本町1の28の13の101)で開催される「詩手紙展」で見ることができる。午前10時から午後5時まで。
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