港北区 教育
公開日:2025.07.25
折り紙で交流生む
色とりどりのバラ作る
北綱島小学校で7月21日、22日の2日間、折り紙を楽しむ会(西村たか子代表)による「夏休み折り紙教室」が開催された。同校の地域コーディネーター「ほっこりサポーター」が共催。
東日本大震災が発生してから、「災害時には人との交流が大事」という思いが強くなった西村さん。折り紙を得意とするメンバーらとともに、地域交流の場を作るため、6年前に同会を立ち上げた。毎月1回、同校地域交流室(図書室)で地域の人たちと折り紙を楽しんでいる。
活動していると、同校児童が興味を持つように。そこで、一昨年から児童を対象とした折り紙教室が始まるようになった。
取材した日は、小3〜6年の27人が集まり、「バラの花」を折った。バラは3枚を使用して折られる。3枚とも別の色を使う児童が多く、オリジナリティー溢れるバラが生まれた。
4年次から参加しているという鈴木章太さん(6年)、青木いとさん(同)、大門新さん(同)は、周囲に折り方を教えながら制作。元々折り紙が得意だという鈴木さんは「みんなで折ることが楽しい」、青木さんは「完成するまで何ができるか分からず、ワクワクしながら作れる」、大門さんは「難しいものほど時間がかかるが、達成感を得られる」と魅力を話した。
西村さんは、「子どもたちの発想が面白い。学年やクラスを超えて交流し、子どもたちが楽しんでいることが伝わってくる」と目を細めた。
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