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港北区 文化

公開日:2025.07.31

杉山神社
輪をくぐり穢れを祓う
夏越大祓に住民参加

  • 神職に続き、茅の輪をくぐる列に並ぶ参列者ら

 「北新羽」にある杉山神社(土岐頼延宮司)で7月24日、茅を束ねた「茅の輪(ちのわ)」をくぐり、人形(ひとがた)に自らの罪や穢れを移すことで疫病除けや災難除けを祈るとされる夏越大祓が執り行われた。

 この日は神事関係者や地域住民ら約60人が参列。境内では参列者を前に神事が厳かに行われ、宮司による祝詞の奏上なども行われた。

 その後、参列者らは神職に続き列を作り、それぞれ神拝詞(となえことば)を唱えながら、境内に設置された茅の輪をくぐり、残り半年間の無病息災などを祈っていた。

 夏越の大祓いは6月30日に執り行う神社が多いが、周りに農家が多い同神社では毎年、豊作を祈願する農村行事である虫送りの時期に合わせて行っている。

 祖父母ほか家族6人で参列したという小学4年生の女子児童は、「昨年もみんなで来た。テストで100点取りたいと願いながらくぐった」と感想を話した。同神社の吉田恵三総代は「祭りだけでなく神社の行事を知ってもらおうと、多くの住民に声を掛け、参列を呼びかけた。子どもたちにも、もっと神社を身近なものと感じてもらえる機会となれば」と話した。

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