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港北区 社会

公開日:2025.09.18

大豆戸町内会
学生と認知症予防
実習の一環として

  • 学生とスリーA体操する町内会メンバーら=提供写真

 大豆戸町内会(吉田亙会長)は、9月4日から12日の中の4日間、横浜労災看護専門学校の「老年看護学実習」として学生らの実習を受け入れた。学生らは大豆戸町内会館を訪れ、町内会メンバーや大豆戸地域ケアプラザの職員と共に、MCI(軽度認知障害)の進行防止効果があると言われている体操「スリーA体操」などを行った。

 同町内会では4年程前から毎年1回、学生が高齢者との関わり方を学ぶために、会員が同校に模擬患者として訪れていた。同町内会を実習先として学生が訪問し、共に活動するのは初めて。「若い人にスリーAを覚えてもらい、いろんな人に伝えてほしい」という思いで受け入れた。

 スリーAとは、「明るく」「頭を使って」「諦めない」の3つの”あ”をキーワードにしている。スリーAのインストラクターである同町内会の福崎克代副会長によると、インストラクターに認定されているのは、区内では4人。4人とも、大豆戸町在住だという。

 実習は約30人の学生が4日に分かれ、同町内会メンバーらと交流した。取材した9月11日は10人の学生を含む29人が、童謡を歌いながら指や手を動かすリズム体操などを実施。始めは緊張したような面持ちの学生らだったが、体操が終わるごとに拍手を送り合い、”優しさのシャワー”が降り注ぎ、温かな空気に包まれた。

 「人と人が対面で会い、世代を超えた交流を行うことが大切」と意義を語った吉田会長。

 福崎副会長は、「高齢者との触れ合いの際、学生たちにスリーA体操を取り入れて、優しさのシャワーを自分にも周囲にも浴びせてほしい」と話した。

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