港北区 社会
公開日:2025.11.12
中学生向け防災教材
4年目で累計10万部以上
報告会に100社集う
(株)ペガサス(新横浜)主催の「はまっ子防災プロジェクト」報告会が11月7日、県民共済みらいホールで行われた。
同プロジェクトは、官民連携で横浜市内の中学生に防災教材を提供する取組み。2022年度から始まり、中学生が楽しく防災を学ぶことを目指し、市内の自助・共助の力を向上させることを目的としている。4年目となる今年度は181社が協賛。毎年防災の日(9月1日)に中学1年生に配布され、累計で延べ10万人以上の中学生の手に渡った。
報告会には協賛企業の中の108社の他、横浜市関連部局や市内中学の校長、市P連などが出席。主催である同社が編集・発行しており、吉川元宏代表取締役社長は関係者らの協賛・協力に感謝の意を述べ、「自助の備えを強化し、避難所に頼らず自宅で安全を確保できる工夫が重要」と力強く語った。
実際に教材を活用した様子の動画が映し出され、生徒らは「今からできる具体的な対策を学べた」「普段から防災について家族と話し合い、自宅避難が実践できるようにしたい」などと話してた。
協賛企業代表として(株)横浜銀行営業戦略部の床島淳さんは、同行が防災ガイドを市内店舗に配置した取組みを紹介。「今後も地域金融機関として、そして理念を共有する仲間として、プロジェクトに取り組む」と継続的な発展に貢献していく姿勢を表明した。
発行責任者であるペガサスの七理義明さんは、同プロジェクトにおける関連収入を含めた収入・支出を報告。「学びから備え、協賛から共創へ」と、さらなる進化を目指すことを語った。
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