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港北区 社会

公開日:2025.11.20

聞いて触って交流深める
録音G(グループ)と視覚障害者集う

  • パンフルートの奏者と演奏を楽しむ参加者ら

  • 触れてわかるように切り抜かれた「交流会」の文字や装飾

 港北録音グループ(土田尋美会長)は11月11日、港北区福祉保健活動拠点・多目的研修室で視覚障害者との交流会を開催した。

 同グループは1981年に設立し、音訳技術と視覚障害の理解を深めるための勉強会のほか、地域情報が録音されているCDの製作、個人利用者に図書の朗読・録音などを行っている。

 同グループのメンバーと利用者(視覚障害者)の交流会は年1回開かれており、今回は44人が参加した。落語や木管楽器であるパンフルートの演奏などが行われたほか、各テーブルや会場には花や木の実が飾られており、参加者らは語りや音、匂い、手触りを楽しんだ。

 小学2年生の時にペニシリンショックで片目を失明し、5年前から全盲の参加者・大橋由昌さん(75)は、「楽しいひと時を過ごせた。久しぶりに会う人もいて、港北録音グループの利用法などの情報交換ができた」と満足げに語った。

 土田会長は「(自身らが制作している)CDなどがどう思われているか直接聞ける機会で、励みになった。来年の45周年に向けて歴史をつないでいきたい」と口にした。

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