港北区 教育
公開日:2025.11.20
篠原中
大使館招き南ア学ぶ
講演、ゆるキャラ制作
篠原中学校で11月14日、社会科の授業として南アフリカ共和国大使館政治部(参事官)のポール・シルジュアさんらを招き、1年生約200人に対し講演が行われた。
今年8月に横浜でアフリカ開発会議が開催され、注目が集まるアフリカ地域に対し、生徒たちが「本物とつながる」体験を通じてより深く、立体的に理解を深めることが狙い。また、生徒らが自主的に調べ、得た知識を活用するため、美術科と連携し「世界を旅する」ゆるキャラを制作。世界諸地域の中から大使に勧めたい場所や文化を取り入れ、南アフリカの特徴を生かしたキャラクターを作った。
講演ではポールさんが南アフリカの文化、歴史、地理、スポーツについて説明。多様な人種が共存しており「虹の国」と呼ばれる南アには、12の公用語(手話含む)があること等も紹介した。
講演後にゆるキャラの表彰式が行われた。選ばれた中の一人、永瀬蒼馬さんはペンギンと滝をデザインに取り入れ「ペンギンは飛べないけど頑張って空を飛ぼうとしているところを描いた。自信があったので選ばれてうれしい」と笑みを浮かべた。講演を聞いた茂木悠真さんは「南アフリカの文化や言葉を知った。もっと理解を深めたい」と目を輝かせた。
ポールさんは「南アフリカに関心を持ってくれてうれしい。学んだことを将来につなげてほしい」と期待を寄せた。
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