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港北区 社会

公開日:2025.11.27

師岡熊野神社
地域で守るふるさとの循環
いの池愛護会

  • いの池のほとりにハマヒサカキを植栽する参加者ら

  • いの池清掃の参加者

 師岡熊野神社の「いの池」の環境保全活動を行う「いの池愛護会」(上田三夫会長)は11月22日、池の中や周りの清掃活動を行った。地域住民ら約40人が参加。胴長を着て池の中に入り落ち葉を集める児童や、池の周りの落ち葉を拾い集める幼児らの姿が見られた。

 かつて農業用水として活用されていた「いの池」の水。しかし新幹線の開通や田畑の宅地化などで地下水の通り道が変わり、湧き水が下水道を通り池の水が循環しなくなったことが影響し1975年頃から水質が悪化。植物プランクトンが大量に増殖し、「アオコ」と呼ばれる僅かな異臭を伴う現象が生じたため、同会では年2回、同池の清掃を行い水質改善に努めてきた。またさらなる改善を図るため、新鮮な水を継続的に導入させる導入管の設置工事を今年8月から実施。12月6日に竣工式が開かれる。

 清掃後は参加者全員で、池のほとりにハマヒサカキの苗20本を植栽。先の50本と合わせて、70本のハマヒサカキが池をぐるっと囲むように植えられた。同神社総代会長の鈴木聡さんは「自主的に参加してくれる人が増え、ふるさとを大切にする思いが広がっていると感じる」と話し、上田会長は「子どもたちがたくさん参加してくれてうれしい。水にも人にも、良い循環が生まれている」と目を細めていた。

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