横浜の自殺ゼロに向けて 横浜市会議員 木原みきお
本日は世界自殺予防デーです。これを踏まえ、横浜市では９月を自殺対策強化月間としています。非常に重い社会問題ですが、一人でも多くの命が救われてほしい。その思いで横浜市の状況を分析・ご報告したいと思います。
横浜市の現状
（１）人数
昨年の横浜市の交通事故死亡者数は66名でしたが、総自殺者数は５３２名に上りました。総自殺者数は平成22年から減少しているものの女性は一昨年と比べ増加しており、年齢は男性が50代、女性は40代、60代、70代が多くなっています。
（２）原因・動機
遺書や生前の言動などで原因・動機が確認できたケースは全体の約60％でしたが【1】自殺者の多くは、自殺直前にうつ病等の精神疾患に罹患していること【2】身体の病気・経済問題、家庭問題など様々な社会的要因が複雑に関係していることを改めて裏付ける分析結果となりました。
秋田県の取組
秋田県は自殺対策を徹底し、10年前と比べ自殺者数を４割削減しています。取組の一部をご紹介します。
（１）予防事業のモデル市町村を選定し、その他地域との差を比較し、効果を検証
（２）「法律」「金融・経営」「高齢者」など18分野で各々県民へ情報提供
（３）保健所単位で、警察・医師会・社協などとネットワーク構築
（４）消防・医療機関で自殺未遂者実態調査を実施
最後に
追い込まれた末の死。この悲劇を横浜市から根絶してゆきましょう。
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