横浜文化体育館(中区)で3月30日、「第9回日本高校ダンス部選手権 DANCE STADIUM 新人戦」東日本大会が行われ、県立川和高校(川和町)のダンス部がBIGクラスで優勝した。出場選手は1年生が対象で、全40校がエントリーした。
夏の全国大会やアマチュアダンスイベントで成績を残している同部。昨年はこの大会で入賞、一昨年には3位入賞を果たした強豪だ。出場メンバー29人はほとんどが未経験者の中、先輩越えを目指して挑んだ。
「ガソリンスタンド」テーマに演技
今回のダンスは「ガソリンスタンド」がテーマ。一見不思議な組み合わせだが、坂井ののか部長(2年)によると「いつも笑顔でお客さんを迎えて、元気に送り出すスタンドの人の明るさを表現したい」との思いが込められているという。
振り付け、選曲は部員が考案。アップテンポのダンスをベースに、給油や窓拭きを思わせるダイナミックな動きを取り入れた。中でも、車体に似せた陣形で、エンジン音に合わせて躍動させる場面はインパクト抜群だ。観客の心を掴む構成は動画投稿サイトで研究した成果。練習場所はいつも空き教室や駐車場の前などで、整った環境ではなかったものの、個性あふれるダンスで優勝を掴んだ。
保田みどり顧問は「独創的なテーマとそれに合ったダンス、音楽が評価されたのでは」と話した。坂井部長は「結果発表で最後まで名前が呼ばれず不安だった。優勝と聞いてみんなで泣きながら喜びました」と振りかえった。この勢いに乗り8月の全国大会出場を目指す。
都筑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>