百貨店「都筑阪急」を併設する商業施設「モザイクモール港北」は、1月15日から2月28日まで屋上の観覧車の運転を休止し、塗り替え作業を行っている。塗装工事は過去にも行われていたが、基礎部分に及ぶ大規模な作業は今回が初めてだという。
観覧車の高さは地上67m、直径45mで32の赤いゴンドラが吊るされている。天気が良ければ富士山や東京スカイツリーなどを望むことができる。
今回修繕するのは、基礎の骨組みや車輪の部分など、ゴンドラ以外の白い部分。長年風雨にさらされ黒ずんでいる箇所や、塗装が落ちて錆が露出している所を含めて全体を約1カ月半かけて塗り直す。
今月15日から数日かけて定期点検を行い=写真=、20日には作業のための足場の設置とゴンドラの養生が終了。その後、錆落としなどを経て本格的な塗装に取り掛かり、よほどの天候不良がない限り3月1日に運転を再開する見通しだ。
都筑のシンボルとして定着
「一昔前のデパートといえば屋上に小さな遊園地がありました。お客様に買い物の合間に利用してもらい、ワンストップで楽しめるようにと建てられました」と同館の松井久子さんは00年の開館当時を振り返る。松井さんによると、観覧車の赤いゴンドラは樹に実った果実を表しており、同館を象徴するシンボルツリーでもあるのだそう。営業開始から今年で18年。今や都筑区のランドマークとして親しまれている。
また、モザイクモール港北はこの春のリニューアルに向け改装準備中。テナントの移動や入れ替えを行い、3月半ばのグランドオープンを目指す。観覧車の修繕はこのリニューアルに合わせたものでもあった。松井さんは「ご不便をおかけしますが、もっと便利に、もっと楽しく、もっとワクワクしていただくための改装工事です。どうぞ楽しみにお待ちいただきますようお願い致します」と話している。
都筑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|