障害者研修保養センター横浜あゆみ荘(米山佳作所長)で2月18日、約半年ぶりのレストラン再開を記念したリニューアルオープンセレモニーが開催された。
同所のレストランではこれまで、刻み食を用意するなど障害者用の食事に対応。また、隣接する都筑地区センター利用者らにも食事を提供し地域で愛されてきた。
横浜あゆみ荘が開所した1984年から使用されてきた厨房は、劣化による傷みが大きかったことから、約5カ月をかけて大規模工事を実施。厨房内を解体し、排水整備や作業動線を改善したほか、調理機器なども一新した。
また、リニューアルに伴い、宿泊者ら向けに刻み食に変わる配慮食を導入。柔らかい食材を利用し、食べる時に負担がかからないように調理された配慮食は、食べる人の障害に合わせ、歯茎でつぶせる固さや、舌でつぶせる固さなどに対応することができる。また、ランチタイムにはラーメンやチャーハン、親子丼などの気軽に食べられる一品物も追加される。同所運営委員長の井上彰さんは「多くの利用者に愛されるよう、取り組んでいきたい」と話した。
セレモニー当日は、施設関係者や地域住民など約30人が参加。新メニューの紹介や、新しくなった厨房の見学会を行ったほか、市内の福祉施設などでライブ活動をしているシンガーソングライターのko-seiさん=人物風土記で紹介=があゆみ荘をテーマにした歌などを披露し、会場を盛り上げた。米山所長は「今後も幅広い年齢の方に気軽に利用してもらいたい」と話した。
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