専門医が分かりやすく解説 目のお悩みQ&A 第21回『眼によい食べ物を教えてください』
白内障、緑内障、加齢黄斑変性(AMD)等は老化で発症リスクが上昇しますが、老化の本体は「酸化ストレス」です。
この反応を抑える「抗酸化作用」のある食べ物はビタミンA(豚レバー、ほうれん草)、C(アセロラ、赤ピーマン)、E(ひまわり油、アーモンド)の抗酸化ビタミンやアスタキサンチン(サケ、イクラ、エビ)、ポリフェノール(ぶどう、赤ワイン)を含む食べ物(カッコ内)が代表的で、老化を抑える効果が期待されます。
AMD、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症は眼の血管が悪くなって生じる病気ですが、血管を健康に保つ栄養素がEPAやDHAの「オメガ3多価不飽和脂肪酸」で、イワシやアジなどの青魚、サケやマグロなどに多く含まれています。同脂肪酸は狭心症や心筋梗塞などのリスクを下げる効果もあるとされています。
最後に、眼の重要な部分である黄斑を守るとされる栄養素が緑黄色野菜に多く存在するルテインとゼアキサンチンです。ルテインはケールやほうれん草、ブロッコリーに、ゼアキサンチンはパプリカや柿、トウモロコシに多く含まれます。
ただし、これらはあくまで代表例で、食べ物だけで眼の病気を治したり防げるものではないです。バランスと量も重要ですが、眼によい栄養素を意識して食材を選ぶことは眼を病気から守るためにとても大切です。
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