神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2022年6月30日 エリアトップへ

専門医が分かりやすく解説 目のお悩みQ&A 『まぶたのできものが中々よくならず困っています』

公開:2022年6月30日

  • LINE
  • hatena

 まぶたの縁にはマイボーム腺という脂を分泌する構造があります。この腺が詰まるとまぶたの中に脂が溜まり、炎症を起こします。

 最初はまぶたが腫れ、ものもらいのようになりますが、抗菌薬や抗炎症薬の点眼を使うと通常、炎症は治ります。しかし、溜まった脂が分解されると、肉芽腫といってドロっとした肉の塊のようなしこりがまぶたに残ってしまい、この状態が『霰粒腫(さんりゅうしゅ)』です。

 霰粒腫は基本的に点眼や軟膏で治るものではなく、治すとなると切開が必要になります。ただ、霰粒腫があれば必ず切開しないといけないものでもなく、小さく目立たないものであれば、きれいに自然消退することもあります。しかし、しこりが大きかったり、まぶたの表面に出てきて赤くなったり、まぶたの縁にできたりすると、まぶたの形が変形してしまう場合や表面にひどい跡を残してしまう場合もあるため、切開による治療を考える必要があります。

 切開は通常、まぶたへの注射の局所麻酔で10分程度の処置になりますが、小さな子にできることも多く、無麻酔や全身麻酔で行う施設もあります。当院では鎮静剤の内服と鼻から吸う笑気麻酔を使った上で局所麻酔をし、切開しています(生後数カ月でも可能です)。まぶたのできものが治らなくてお困りの場合は切開を考えるとよいと思います。

■たまプラーザやまぐち眼科/青葉区新石川3の14の14/【電話】045・913・0333/【URL】https://tamaplaza-eyeclinic.com

都筑区版のコラム最新6

4月 生き物協奏曲の始まり

都筑中央公園季節の便り

4月 生き物協奏曲の始まり

寄稿/NPO法人都筑里山倶楽部

4月4日

目のお悩みQ&A

コラム㊺専門医が分かりやすく解説

目のお悩みQ&A

『網膜剝離と診断されましたが、どんな治療が必要になるのでしょうか?』

3月28日

「BUNTAI」で歴史刻む

FLY THE FLAG横浜ビー・コルセアーズ vol.6

「BUNTAI」で歴史刻む

選手らがセン南などで広報活動

3月28日

どう過ごす?あなたにとっての大切な時間(とき)

どう過ごす?あなたにとっての大切な時間(とき)

第9回 多職種連携で尊厳ある暮らしを

3月14日

3月 自然織りなす幻想風景

都筑中央公園季節の便り

3月 自然織りなす幻想風景

寄稿/NPO法人都筑里山倶楽部

3月7日

タイトルへ「我慢強く」

FLY THE FLAG横浜ビー・コルセアーズ vol.5

タイトルへ「我慢強く」

森井主将がダービーに意気込み

2月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

都筑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook