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都筑区 社会

公開日:2024.02.01

金澤翔子さんの母が講演
能登半島の支援も呼びかけ

  • 輪島塗への支援を呼びかける泰子さん(左)と翔子さん

  • 書き上げた作品

 都筑区人権啓発講演会が1月24日、書家の金澤翔子さんと母・泰子さんを迎えて行われた。この講演は一人ひとりが日常生活の中で人権意識を高める機会として、都筑区が毎年、実施している。

 講演に先立ち行われた揮ごうでは、翔子さんが「笑顔」という文字を力強く表現。書き上げると作品に押す印鑑を高く掲げた。泰子さんは、翔子さんが普段使っているこの墨壺や朱肉のケースは輪島塗の老舗の作品だと解説。この老舗は17年前の能登半島地震でも大きな被害を受けたが昨年末にようやく借財を返済。そんな報告を受けた矢先に、また地震で家屋が全焼してしまったと話し、「どうにか輪島塗が復興できるよう基金を募っている。皆さんも忘れないで助けてあげてください」と呼びかけた。

 「ダウン症の娘と共に生きて」と題した泰子さんの講演では、数々の苦難のエピソードに触れつつ、その中でも笑顔でマイナスなことを一切言わない翔子さんの魂に言及。「純度の高い魂で書いているからこそ、見る人が涙を流すのではないか」と話した。また、翔子さんの一人暮らしについて話し、「できないと思っていたけど、すごい力を持っている。障がい者の力を信じてください」と呼びかけた。

オンライン視聴も

 講演会の模様は、3月5日(火)から18日(月)までオンラインで視聴できる。申し込みは左記二次元コードから。締め切りは2月29日。

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