「Beauty Japan」の日本大会に出場する 渥美 陽子さん 区内在住 45歳
出産の幸せを広めたい
○…コンテスト出場のきっかけは、事務局からのスカウト。外見だけでなく、内面の美しさや社会での活躍も審査基準に入ることを知り、興味を抱いた。普段は北山田で産婦人科クリニックの院長を務めながら「お産の楽しさ」を広めている。「コンテストを通し、少しでもお産に対してポジティブな印象を与えたい」と意気込む。
○…大阪府出身。幼少期は手のかからない大人びた少女だった。地元の工業高校へ通い、その後単身でアメリカの大学へ進学。卒業後に帰国し、父親と同じ医者を志した。鹿児島大学で医学を学ぶ中、自然分娩の講演に感銘を受け、産婦人科医の道へ。「『痛い』や『つらい』という印象を持たれやすいが、妊娠・出産は奇跡であり、幸せなことなんだと気づいた」と優しく微笑む。
○…33歳で産婦人科医になり、10年以上が経過した。現在は妊婦の不安を和らげ、安産に導くために「予祝(よしゅく)バース」という独自の出産方法を取り入れるなど「幸せな出産」のための工夫を凝らしている。「最初は出産を怖がっていた人が、出産後に『幸せでした』と言ってくれた時はうれしかった」とやりがいを語る。
○…現在は4人の子宝にも恵まれ、夫と義母と7人暮らし。「子どもは、4人のうち3人が自宅出産。自身の出産経験も仕事に活かされている」と語る。昨年の6月、現在勤めているクリニックの助産師から「院長をやってくれないか」と声がかかり、家族とともに都筑区へ移住した。「緑があり、住みやすい」と穏やかな表情。趣味は旅行で、仕事の傍ら全国の温泉やグルメを巡っている。「コンテストが終わり、長期休暇ができたら家族旅行にでも。最近は行けていないので」と笑顔で話した。
|
|
<PR>