都筑区 人物風土記
公開日:2025.07.24
昭和医科大学横浜市北部病院の病院長を務める
坂下 暁子(あきこ)さん
鎌倉市在住 66歳
自分に真っすぐ、猪突猛進
○...65歳で「定年」のつもりでいたが、前病院長の理事就任を受け、後任として白羽の矢が立ち、昨年6月病院長に就任した。対外的な役回りが増えたのはもちろん、人事や経営面など組織運営の責任が肩にのしかかる。「結構大変ですが良い経験。チャンスをもらったと思っている」と振り返る。同院に勤めてもうすぐ24年。病院全体が「一つの医局のよう」にプロ集団のスタッフがチームとしてコミュニケーションを取り、「患者中心で物事が動く良い病院」と自賛した。
○...母方の祖父が青森で開業、親戚にも医師がおり、医療の世界は身近だった。「手に職を」と説く母の影響もあり、小学校の卒業文集にも「医者」と記した将来の夢。年を経て夢は裁判官、パイロット、と変化したが、大学進学前に取り寄せた航空会社の資料に「パイロットは男性のみ」とあり断念。医療の道に思いは固まった。
○...昭和大学(現昭和医科大学)医学部卒業後、大学病院に入局。入局と同時に大学院にも進学した。院の卒業を前にアメリカに2年半留学。厳しい上司、自己主張の強い仲間などカルチャーショックを受けたが、「人の目が気にならなくなった。今の自分を形作っている」と感謝する。帰国後、程なく大学病院を辞し、がんの専門病院へ。7年間勤務した同病院を辞した矢先、母校が運営する横浜市北部病院が開院。大学病院時代の縁もあり、血液内科の医師を求めていたことから声がかかった。
○...医療の世界も例外ではない「働き方改革」。自ら率先垂範し、緊急事以外時間外メールは送受信しない。毎週土曜の朝、鎌倉の古寺で座禅を組み気持ちをリフレッシュ。自らハンドルを握り、約1時間の通勤時にオンオフを切り替える。
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