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都筑区 社会

公開日:2025.10.09

交通事故は過去最少ペース
「運転中のスマホ、やめて」
交通課 杉野匡政課長

  • 脇見運転を注意喚起する杉野課長

 都筑区の今年の人身事故発生件数は9月30日時点で285件と、昨年同期比で13件減少した。

 大きなけがや後遺症、最悪命を落とす危険がある交通事故。そんな事故を防ぐため、取り締まりや啓発活動などに力を入れる、交通課の杉野匡政課長に事故を未然に防ぐための注意点を聞いた。

 ――近年の事故発生状況について

 「昨年の交通事故発生件数は年間で423件。これは最少だった一昨年の421件に次いで少ない件数となります。また、都筑警察署設立の翌年(2001年)の1395件と比較すると、およそ3分の1まで減少しています。しかし、物損事故も含めると未だ年間約4400件、1日平均13件の事故が発生しています。引き続き対策を講じる必要があると捉えています」

 ――どのような事故が多い?

 「車両の右左折時の事故が約3割、追突事故が約2割を占めます。また都筑区内では、信号無視に関する事故が県平均の2倍ほど発生しています。これは、矢印付きの信号機が多いことなども考えられますが、主に脇見運転が原因だと思われます。『運転中にスマホを見ないこと』を徹底してください」

 ――交通課ではどのような対策を行っている?

 「昨年まで実施してきた取り締まりや啓発活動は継続しつつ、昨年11月に施行された自転車の酒気帯び運転の取り締まりを強化しています。実際に、自転車の酒気帯び運転による事故は多数発生しており、これらを未然に防ぐことが狙いです。朝方などにも検問を実施するなど、皆さんが安心して通学・通勤できる環境づくりに努めています。来年度からは、自転車の交通反則通告制度(青切符)が導入されます。自転車の危険運転の検挙にも、今後力を注いでいきます」

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