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都筑区 スポーツ

公開日:2025.10.11

星槎国際高横浜
インハイで卓球・体操5冠
個人・団体の複数で準Vも

 池辺町の星槎国際高等学校横浜に通う生徒らが、今夏の全国高校総体(インターハイ)において、卓球と体操の個人・団体で5冠に輝いた。複数種目で準優勝も収めており、大活躍の夏となった。

 同校は広域通信制・単位制の学校。登校する日を自分で選べたり、授業を選択したりでき、自分のペースで学びたい人やスポーツなど中高生の若いうちにやりたいことと学業を両立したい人などが数多く通っている。

 体操

 体操で優勝したのは、女子個人総合に出場した山口幸空(さら)さん(高2)。

 女子個人総合は、跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの4種目の得点で競う。

 山口さんは中3、高1と2度、左ひざ前十字靭帯を断裂。リハビリを重ね、6月にようやく4種目の演技ができるまでに復帰したばかりだった。インターハイでは「優勝よりもこれまでやってきたものをどれだけ表現できるか」を考えて臨んだ。優勝については「びっくり。練習したことが出せてよかった」と安堵した。

 同部は山口さんに3年生の小栗穂香さんと後藤瑚乃夏さん、1年生の遠藤さくらさんを加えた4人で出場した女子団体でも2位に入った。

 団体は4人が各種目を演技し、上位3人の合計得点で争う。小栗さんと後藤さんは昨年も出場しており、6位に入賞している。最終学年の今年は「皆を引っ張っていけるよう頑張った。素晴らしい結果が出て満足」(小栗さん)、「4人の役割がはっきりしていたので、失敗しても切り替えることできた」(後藤さん)と喜んだ。1年生の遠藤さんも「納得いく演技ができ、チームに貢献できてよかった。来年は優勝したい」と笑顔で、決意を語った。

卓球

 卓球では、男子シングルスの川上流星さん(高1)が同級生の伊藤佑太さんを破り、日本一に。2人がコンビを組んだダブルスでも優勝した。

 また櫻井花さん(高2)、牧野美玲さん(高2)、倉嶋杏奈さん(高2)、藤本和花さん(高1)の4人で出場した女子団体も日本一。牧野さんと櫻井さんはダブルスでも優勝した。

 川上さんは「優勝した瞬間は嬉しかったが、大会は試合数も多く、きつくて、あまり実感がわかなかった」と苦笑い。伊藤さんとの決勝戦は「普段通りにできた」とニヤリと笑った。伊藤さんは「ダブルスはサーブから、3球目を川上が打ちこむ作戦がうまくいった」と喜んだ。一方でシングルスは「普段から切磋琢磨しているのでやりづらくはなかったが、一方的に攻められて」と苦笑しながらも悔しさを滲ませた。

 シングルス・ダブルス合わせて5試合で3戦先勝で勝ち上がる団体戦。同部は昨年、人数が揃わず、予選にすら出場が叶わなかった。

 団体の決勝戦は、先に相手校に2勝されてからの大逆転勝ちで、見事初出場初優勝を飾った。

 中学時代、全中で団体戦初出場・初優勝の経験を持つ櫻井さんは「今回も、と思っていた。油断しなければ決して勝てない相手ではない」と自信を持って臨み、見事結果を残した。牧野さんは「団体戦は強い学校が多いと思っていたので優勝できてうれしかった」と喜んだ。中学2年生からコンビを組む2人は、攻守で息の合ったプレーを見せ、ダブルスでも優勝を果たした。

 決勝戦の最後の試合に出場し、逆転優勝を導いた倉嶋さんは「良いコンディションで試合ができた。相手の方がプレッシャーがあったと思う」と冷静に振り返った。

 藤本さんは「先輩たちが強く、決勝戦も逆転してくれ、すごく助けられた。ありがたかった」と感謝した。

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