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都筑区 文化

公開日:2025.11.06

イマヌエルオーケストラ
県庁大会議室で特別公演

  • 演奏するイマヌエルオーケストラ(写真上)、オーケストラメンバーと記念撮影する敷田県議ら関係者(写真下)

  • 中川西中吹奏楽部から菓子を受け取るオーケストラメンバー(左)

 タイ・バンコクのスラム街出身の子どもたちで結成された「イマヌエルオーケストラ」による特別公演が10月24日、神奈川県庁本庁舎大会議場で行われた。

 同オーケストラは、タイの首都バンコクのクロントイ地区のスラム街に生まれた音楽教室で活動する青少年オーケストラ。2000年にノルウェー人宣教師が同地区のイマヌエル・ルーテル教会でバイオリンを指導したのが始まりで、現在は小学生から高校生まで約80人のメンバーが通う音楽スクールとなっている。同オーケストラの支援などを行うNPO法人シャイン・フォー・ユーが日本ツアーを企画。今回の特別公演は、同法人と神奈川県議会日タイ友好議員連盟の会長で都筑区選出の敷田博昭県議の働きかけにより、10月15日から行われている2度目の来日ツアーで東京での最終公演前に、神奈川県に立ち寄ることで実現した。

 この日は黒岩祐治県知事や首藤健治副知事、長田進治県議会議長をはじめとする県議、来賓など約150人が鑑賞した。オーケストラはヴィヴァルディやエルガーの曲などを演奏した。またアンコールでは「ともに生きるかながわ憲章」の青いシャツを着て、『あんたがたどこさ』『ふるさと』など日本の童謡をメドレーで奏でた。公演終了後には、中川西中学校吹奏楽部の生徒から茅ケ崎南に店舗を構える「ショコラボ」の菓子が送られた。

 敷田県議は「美しい音色と心のこもった魂の響きが伝わった。彼らの頑張りを自分たちの力に変えたい」と感謝した。同オーケストラでバイオリンを演奏するチャイヤナン・ウオンサーさん(15)は「音楽を通して『自分もできたのだから、皆もできる』ということを伝えたい。皆を幸せにする演奏をしたい」と語った。

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