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都筑区 文化

公開日:2025.11.06

中川西中吹奏楽部
創部初の全国大会
3年生「復帰」で優秀賞

  • 全国大会に出場した吹奏楽部員

 中川西中学校吹奏楽部が、10月25日に東京都文京区の文京シビックホールで開かれた「第31回日本管楽合奏コンテスト」の中学生B部門に出場した。同部が全国と名がつく大会に出場するのは、創部以来初めて。

喜びと不安

 同コンテストの中学生B部門は、36人以上の編成で8分以内の任意の曲が対象。コンテストには、録音審査による予選を通過した30校が出場した。

 顧問の石井智大さんによると、生徒たちが頑張った証として「『全国大会』と名の付く大会に出られれば」との思いから、9月に初めて出場した東関東大会の様子を収めた動画を送付したところ、見事予選を通過した。

 石井さんに全国大会出場の知らせが届いたのは9月27日。3年生はすでに9月6日の東関東大会を最後に引退しており、予選の録音審査で送った東関東大会に1年生は出場していないため、全国大会出場には3年生の「復帰」が必要不可欠だった。引退前、部長を務めていた中村日向さんは「練習から3週間も遠ざかっており、(全国大会出場は)うれしい反面、不安もあった」と当時の気持ちを正直に吐露する。

 一方で、3年生引退後、新部長に就任した吉田政樹さん(2年)は全国大会出場の知らせに「すごく驚いたが、もう一度3年生と一緒に演奏できるのがうれしかった」と喜んだ。

 出場について3年生は話し合いを持った。中には「東関東出場で有終の美」と考えていた生徒もおり、受験も控えていることなどから、全員の参加はならなかったが、ほぼ同じメンバーでの出場が決まった。

 引退前、副部長だった赤津百音さんによると、本番まで3週間あることから、3年生は自主練に加え、週2回の合同練習に参加し、勘を取り戻していった。

経験、次に

 結果は優秀賞。赤津さんは「結果よりも楽しめてよかった」と安堵の笑顔を見せた。同じく副部長だった室橋咲さんは「東関東大会より良い演奏だったと言ってくれる人もいて、うれしかった」と笑顔を見せた。中村さんも「これまで積み重ねてきた音はちゃんと出せたと思う」と自信を持って振り返った。

 石井さんは「全国大会に出場するような他校の演奏を間近で聴くことができ、良い勉強になったと思う」と意義を語り、今後の演奏につながる貴重な経験だったと振り返った。

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