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都筑区 教育

公開日:2025.12.11

戦後80年で企画
原爆被害と平和を考える
川和中で人権講演会

  • 原爆詩を朗読する生徒

 川和中学校(高部振司校長)で11月20日、全校生徒を対象に人権教育講演会が開かれた。講演会は同校の社会福祉委員の生徒や教員らが企画。戦後80年の節目に改めて平和の大切さを考えることを目的に、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館から被爆体験記ボランティアの笠間雅一さんと竹廣美和さんを招き、被爆者の体験記と原爆にまつわる詩の朗読を行った。

 生徒たちは、原爆の被害を紹介する映像を見た後、体験記2編と原爆詩4編の朗読を聞いた。また原爆詩4編のうち心に残った1編を希望する生徒がステージで朗読した。弟に水をあげられなかったことを詠んだ詩を朗読した生徒は「他人事と思えなかった」と作者の心情を慮った。また社会福祉委員の生徒は「改めて核兵器を使ってはいけないことを広めていきたい」と語り、笠間さん、竹廣さんに謝辞を述べた。高部校長は「一人ひとりの日常が一瞬にして奪われてしまう戦争は最も大きな人権侵害」と生徒たちに語りかけた。

 平和祈念館では、自身または家族が被爆した人や語り部として活動している人など約80人が朗読ボランティアとして登録している。被爆体験記の朗読会は平和学習の一環として、全国の学校などから依頼を受け、開催されている。

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