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都筑区 人物風土記

公開日:2025.12.11

50周年を迎えたすみれが丘町内会の会長を務める
宮内 康一さん
すみれが丘在住 75歳

「贖罪」から「やりがい」に

 ○…50周年の節目を盛大に祝い「好評の声がたくさん寄せられている」と喜ぶ。これまでの周年事業は、記念誌制作以外は行っていなかったが「50年の区切りに何かやろう」と会員らで一念発起。今年3月にボッシュホールが開館したこともあり、すみれが丘小学校と2会場で、同日にイベントを催した。「町内会員や携わっていただいた皆様には本当に助けられたよ」と謝意を示す。

 ○…東京都板橋区の蓮根出身。第1次ベビーブーム世代で高度経済成長期が始まった頃、東京に人口が集中。「小学生の頃は教室が足りず、2部制に分けて授業が行われたことも」と懐かしむ。成績優秀で中学生まで学級委員長も務めた。理系の道を志し、東京工業大学(現・東京科学大学)に進学。コンピューターについて学んだ。就職はその知識を活かし、IT系の企業に勤めた。

 ○…30年前にすみれが丘に転居した。定年退職後、近所を散歩していると、小学生の見守り活動を行う町内会の会員を見かけた。「仕事人間で地域に何もしていなかったから、罪滅ぼしに」と14年前に町内会に入会。自身も見守り活動に参加するようになった。「感謝の言葉をかけてもらったり、子どもの元気な姿を見たりしてこちらも元気をもらった」と笑顔で語る。前会長からの推薦で、会長を務めて4年目。地域を盛り上げようという「フロンティア・スピリット」を胸に活動を続けている。

 ○…趣味は「歩くこと」。歩数計を身に付け毎日記録する。街道を渡り歩くことを趣味とし、これまでに北海道から鹿児島まで約8800Kmを歩いた。「歩くことでしか気付けないことがたくさんある」と目を輝かせる。「今日もね。あれ?歩数計を付け忘れてる」と慌てて取りに走った。

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