神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2012年5月10日号 エリアトップへ

ズーラシア 「巣立ちビナ、拾わないで」 柳生博氏 絵本・紙芝居を寄贈

社会

掲載号:2012年5月10日号

  • LINE
  • hatena
24日、紙芝居が初公開された
24日、紙芝居が初公開された

 4月24日で開園13周年を迎えたよこはま動物園ズーラシア=上白根町=に、(公財)日本野鳥の会・柳生博会長が来園。「ヒナを拾わないでキャンペーン」の一環で同会が制作した絵本「ぼくとりなんだ」と紙芝居「わたしのことり」を、同園に寄贈した。

 24日の寄贈式には、同園の指定管理者、(公財)横浜市緑の協会・吉田哲夫理事長ら関係者が出席。園内「みんなのはらっぱ」大テントには、伊勢原市立成瀬小学校の児童約110人のほか、多くの入園者が集まった。柳生氏は「地面に取り残された野鳥のヒナを、『かわいそうだから』と拾わないで」と語りかけた。

 紙芝居のお披露目と同時に、同園職員による上演会も開催。主人公「ももちゃん」が、見つけたヒナを自分で育てたい気持ちを抑えて、親鳥の元に返す―という物語が披露され、観衆の注目を集めていた。

 神奈川県からの委託で、野生の傷病鳥獣の保護事業に取り組むズーラシア。村田浩一園長は「考えさせられる素敵な作品。これからも動物園、鳥たちを愛してほしい」と思いを語った。

 上手に飛べない野鳥のヒナが誤って保護されないよう、日本野鳥の会では啓発活動を18年続けている。子ども世代にも誤認保護防止を訴えようと、ズーラシアへの取材を経て制作されたのが、今回寄贈された2作品だ。作品は今後、同園の子ども向けイベントなどで活用される。

 5月10日〜16日の「バードウィーク」に合わせ、ズーラシアでは13日(日)、絵本作家の和歌山静子さんを迎え、お話会と紙芝居上演会、サイン会を開催。今回寄贈された絵本と紙芝居の制作秘話などを披露する。

 ころこロッジで午前11時開始。定員は親子ペア30組、参加無料(入園料のみ)。事前申込み制で、空きがあれば当日参加も可。詳細は同園【電話】045・959・1000まで。
 

寄贈式で作品への思いを語る柳生氏(左)
寄贈式で作品への思いを語る柳生氏(左)

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

市、上限100万円と10万円の2コース

4月20日

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

4月26日〜5月6日、イベント多数

4月19日

三溪園 重要文化財の内部を期間限定で特別公開

「思いやりをもって運転を」

「思いやりをもって運転を」

瀬谷署らが交通安全啓発

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

傾聴スキルの取得目指す

傾聴スキルの取得目指す

ボラ団体 講座受講者募る

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook