牛丼チェーン店「すき家」を展開する(株)ゼンショー=東京都=と県警本部、旭警察署による合同防犯訓練が2月26日、すき家善部町店で行われた。
県内ではすき家を狙った強盗が一昨年に14件、昨年でも7件発生しており、同店も昨年12月に被害に遭っている。再発防止と社員の防犯意識向上のために、店舗の防犯診断と対策訓練を行うことになった。
防犯診断では、防犯カメラの位置確認をしたうえで「飲食店では特に防犯カメラのレンズが汚れやすいため、日頃から手入れをするように心がけてほしい」との指摘があった。
訓練では警官が強盗役になり、実際にあった事例をもとに単独犯と複数犯のケースを再現。来店客を装った強盗役が作り物の刃物を突きつけ、店員に激しくつかみかかった。「出せよ」と現金を要求する強盗役の大声が響きわたると、店内は緊張感に包まれた。店員はすぐさま防犯ベルを鳴らして対応した。県警本部の担当者は「犯人を捕まえようとするのは危険なので、人相や服装を覚えるなど情報収集に努めてほしい」と注意点を話した。
すき家の地区店舗担当者は「すき家で強盗が発生することは、店舗の被害だけでなく地域の人に対しても不安を与えることになる。社員の防犯意識を高め、狙われにくい店づくりを心がけたい」と気を引き締めた。
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