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「鉄道小説大賞」で大賞を受賞した 宮崎 辰夫さん 今宿町在住 53歳

掲載号:2018年3月29日号

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大賞を糧に、新たな作品へ

 ○…二俣川、鶴ヶ峰、上星川を舞台に家族の生活を描いた「橋の記憶」が大賞を受賞。相鉄沿線で暮らしてきた経験や、周りの人々のエピソードなどをもとにした作品だ。募集が始まった8月から10月まではじっくりと構想を練り、執筆に要したのは11月の1週間。「家族の物語を通して、登場人物たちが暮らす沿線の魅力が伝わればと思って書いた。受賞を聞いた時はうれしかった」と頬を緩める。

 ○…鶴見区出身。小学2年時に保土ケ谷区へ引っ越し、その後今宿町へ移り40年以上相鉄沿線で暮らす。沿線の移り変わりを肌で感じ「帷子川は昔と比べて本当にきれいになった」としみじみ語る。読書好きが高じて小説を書き出したのは7年ほど前。これまでにも2つの作品をコンテストに応募したが、結果は振るわず。「何の知識もなく書いて、今思うと恥ずかしい」と振り返り苦笑するが、「本当に書こうと思うなら勉強しないといけないと感じた」。強い気持ちを胸に独学で書き方を学び、今回初めての賞をつかんだ。「この場所というより、なんとなく雰囲気がいいのが相鉄沿線。作品を通してその雰囲気が伝われば」

 ○…もともとは商社に勤務するサラリーマンだったが、30代に入ってから趣味で始めた社交ダンスにのめりこんだ。「競技会で勝ちたいという思いが募って」と明かし、アマチュアから始めるも資格を取得してプロの道へ。教室での指導を経て、今ではフリーの講師として各地で教える。競技にも力を入れていたが7年前に引退し、空き時間で執筆を行うようになった。

 ○…家では2歳の息子の父。「一緒だとなかなか書けないけど、子どもとの時間は思っていた以上に楽しい」と顔をほころばせる。散策が好きで、近所はもちろん鎌倉などにも足を延ばす。今後の執筆にも意欲を見せ「書くならダンスの物語とかがいいかな」。今回の受賞を糧に、新たな作品へと踏み出していく。

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