地域子育て支援拠点「ひなたぼっこサテライト」の責任者に就任する 植田 和子さん 区内在住
「助けて」と言える場所に
○…鶴ヶ峰に開設する地域子育て支援拠点「ひなたぼっこサテライト」の責任者に就く。「18区の中でも広く、妊婦さんから子育て中のママパパ、未就学児が集い、頼られる場所になれば」と意気込む。
○…福島県出身。「人見知りで引っ込み思案だった」と振り返るが、「今では誰も信じてくれない」と笑う。姉兄の末っ子。家は和菓子を営み、大人との時間が多い環境で育った。「誰かのために何かをしてあげるのがうれしくて」と、子どもに携わる仕事がしたいと高校卒業後、大学に進み、幼稚園・小学校教諭の免許を取得した。
○…結婚を機に横浜へ。子育ての中で、子育てボランティアの存在を知り、参加。これまで20年ほど、子育て施設のスタッフ、区の子育てアドバイザーなどとして活動してきた。「ママの悩みは昔から変わらない。変わったのはパパの育児参加」という。家事や育児に参加する”イクメン”は当たり前の時代になり、男性の育休取得も多くなったと感じる。「その分、女性の社会参加が増えてきた。頑張りすぎて疲れてしまっているママが多いのも現実」
○…二俣川の子育て支援施設「ひなたぼっこ」開設時から、子どもたちと触れ合ってきた。「赤ちゃんだった子が小学生を卒業してね。親子であいさつに来てくれた」と、子どもたち、ママ・パパの成長に少しでも携われたことに喜びを感じる。「全部をやらなくていいから」と子育て中の保護者にいう。「『助けて』というのは、恥ずかしいことじゃない。いろいろな援助があるから、まずは聞いてほしい」と呼び掛ける。コロナが収まれば、趣味のミュージカル観劇やハイキングを楽しむのが目下の楽しみ。「早く日常に戻れば」と願う。
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