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旭区版 公開:2022年7月28日 エリアトップへ

認知症対策は早さが肝心 区は小冊子で注意促す

社会

公開:2022年7月28日

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 近年の調査では、65歳以上の4人に1人が認知症とその予備軍といわれる。その中、横浜市が発表した旭区の65歳以上の人口は72669人(2022年1月1日時点)で戸塚区に次いで市内2位。75歳以上の人口は市内1位の状況だ。

 認知症は、物忘れが多くなるなどの初期症状から進行し、料理の段取りがうまくできない、近所で道に迷う、金銭管理ができない、トイレの使い方がわからないなどの症状が出てくる。認知症が中等度に進行すれば、家族など周りの見守りの必要性が増し、重度になれば日常生活の支援が必要となってしまう。

 横浜市では、こうした状態になると判断能力が不十分となり、自身の生活や家族への相続が難しくなることから事前のエンディングノートや遺言書の作成を推奨。認知症発症後はさまざまな行政機関でサポートする。

症状ごとの対応を

 旭区高齢・障害支援課には連日、多くの中等度から高度の認知症患者の家族が相談に訪れる。しかし、認知症の進行は初期の段階の対応次第で進行を遅らせることも。こうした状況を踏まえ、区は今年、認知症の進行に合わせた対応や支援の目安として「あれ?認知症かな?と思ったらひらくケアパスガイド」=写真=を作成。少しでも早い対応を促している。

 小冊子では認知症の当事者やその家族、専門医などの意見を基に、症状や家族ができる対処などを道筋で表現。好評につき増刷を行い、8月から区役所や地域ケアプラザの他に地区センターや図書館、スポーツセンターなどの区内公共施設に追加で配架される予定だ。

 (問)旭区高齢・障害支援課【電話】045・954・6125。

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