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旭区・瀬谷区 ピックアップ(PR)

公開日:2023.07.20

連載21 ちょっと役立つ
口腔と歯の話
テーマ「顔面神経麻痺」

 今回は、顔面神経の病気、よく聞く『顔面神経麻痺』のお話です。前回取り上げた三叉神経と混同しやすい2つの神経ですが、三叉神経は感覚の神経、顔面神経は顔の表情を動かす神経で、その働きが全く違います。顔面神経麻痺を起こすと【1】おでこのしわ寄せができない【2】強く目を閉じても閉じ切らない【3】イーと歯を見せることができない、という顔の表情に障害が出てきます。

 顔面神経は他の脳神経よりも長く細い管を経由して出てくるため、比較的軽い神経損傷でも症状が重くなりやすいです。さらにその管の周囲にはウイルスが存在する神経節があるためウイルス性の麻痺が生じやすいという特徴があります。原因は様々ですが、ウイルス性と怪我などの外傷で起こるものが顔面神経麻痺全体の約8割を超え、毎年5万人以上が発症しているといわれています。

 神経がむくむことで顔面神経麻痺を発症するので、治療には炎症や浮腫を軽減させるステロイド治療が中心となります。またウイルス性の顔面神経麻痺については、以前お話したヘルペスや帯状疱疹ウイルスの増殖を抑えなければならないので、抗ウイルス薬を投与することもあります。

 どちらにしても顔面神経麻痺を疑った場合は、早期に治療を開始することが大切です。治療は耳鼻咽喉科が主になりますが、気になることがある際はかかりつけの口腔外科でもお気軽にご相談を。

ふたまたがわ歯科口腔外科

横浜市旭区二俣川2-50-14コプレ二俣川オフィス7階メディカルモール

TEL:045-360-6480

https://futamatagawa-dental.com

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