生誕100年を迎え、多数の童謡などを作曲してきた中田喜直は、区内の左近山第一小学校、左近山第二小学校(ともに現在は左近山小学校に統合)、東希望が丘小学校、南希望が丘中学校、万騎が原小学校の校歌も手掛けた。また、1968年に柏町に移り住み、亡くなるまでの30年ほどを同地で過ごした旭区ゆかりの人物だ。
校歌を作曲した学校の一つで、喜直の住まいに近い万騎が原小学校では、6年1組が地域について調べるための総合学習で地域を探検した際、喜直が近辺に住んでいたことを知った。
そこから喜直の功績についての調べ学習を進め、昨年、横浜市歴史博物館で開催された中田喜直展に喜直の生涯をまとめたパネルを出展した。
探検で交流を持った幸子夫人の指導も受け、喜直の曲の合唱にも挑戦。喜直の生誕100年を記念し、昨年12月に旭公会堂で行われた「中田喜直生誕100年記念旭区コンサート」では、「かわいいかくれんぼ」や同校の校歌など、ゆかりの作品を披露。他にも、万騎が原ふれあい連合会館や近所の幼稚園に出向き喜直作品を合唱するなど、地域内でも積極的に活動を行ってきた。
同クラス担任の加藤沙智子教諭は「この出会いが将来に生きてくれたら」と児童たちに期待を込めた。
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