小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2026.02.27
小田原市
「チームで挑む」組織へ
職員改革チームが提言
小田原市はこのほど、職員の逮捕や事務処理のミスなどが相次いだことを受けて立ち上げた公募職員による改革チームの提言を公表した。「一人に背負わせず、チームで挑む」市役所を目指し、組織風土の刷新を求めた。
安藤圭太副市長をリーダーに、副課長以下の16人などで「組織風土改革検討チーム」を組織。昨年11月から今年1月にかけて実施した計4回の会議に加え、「意識改革」「事務ミス対策」のチームに分かれて各8回のミーティングを重ねた。
提言では、不祥事や事務ミスの背景に▽あいまいな指示が黙認されて現場でのつじつま合わせが起き、失敗が個人や所属の問題として処理される▽他部署や他の職員に意見が言いづらく、チームワークが弱体化している▽変化への抵抗が強く、現状に異を唱えることで評価されない、排除につながるという不安がある―、などの問題点があると指摘した。
改革案として、不祥事や事務ミスを速やかに報告する思考の醸成や、新たな事業を行う際は既存の事業や業務を1つ廃止するルールの導入、業務を「見える化」して職員の知識や情報を継承するなどのアイデアを提言。管理職への登用には上司の評価だけでなく同僚や後輩の意向を反映させる案や、原則3年、最長5年で異動するなど人事制度にも言及し、各種ハラスメントへの組織的な対応も求めた。
提言を受け、市は早期に実施できる項目から改善に着手し、人事・行政改革にまたがる項目についても推進体制と実施時期の検討を進めるとしている。
市では昨年9月に当時の環境部長が収賄容疑で逮捕されたほか、同年3月には市立病院の企業債借入額の誤りが発覚。条例の改正漏れなどの重大な事務ミスも相次ぎ、市政への信頼が根底から揺らぐ事態となっている。
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