意見広告・議会報告
市政報告 58 一般質問に登壇【2】 横浜市会議員 木内ひでかず
私は令和6年第2回市会定例会の一般質問で、『単身高齢者等の包括的支援』『防災・減災対策の強化』『地域の交通手段の確保』など16項目を質問。2つのテーマを掘り下げて報告します。
子どもの権利を守る伴走型支援
平成26年制定の「横浜市子供を虐待から守る条例」について、令和3年には『子どもへの体罰禁止』や『子どもが権利主体』であることを盛り込む改正も行いましたが、児童虐待件数は増加から高止まりの傾向にあり、以下を確認しました。
昨今は、生まれたばかりの子どもへの虐待が多い傾向にあり、このような事例を防ぐには妊娠中の早い段階から必要な支援に繋げる取組が重要でです。本市においても、核家族化により子育て世帯の孤立しやすい環境が増えている社会情勢も踏まえ、令和5年度より伴走型相談支援事業をスタートしています。
妊娠期から産後しばらくの間は生活環境に大きな変化があり、妊産婦と家族の不安・悩みも時期で変わります。伴走型相談支援により、妊娠届時、妊娠後期、出産後など時期に応じて家庭状況を把握することで、これまで相談に繋がらなかった方も継続的に支援できるようになりました。
不登校児童・生徒の支援
ひと口に不登校といっても子ども達の状態は様々であり、今回の補正予算案では校内ハートフルの中学校全校実施が提案されました。本市はこれまでも不登校児童・生徒の支援事業に取り組んできましたが、引き続き不登校の子ども一人ひとりに合った支援を実施することは重要です。
具体的には、子どもの状況に合わせて学びの場を選択できることが大切です。校外ではハートフルスペース、家庭ではオンライン学習教材を活用した支援など、重層的な支援に取り組んではいますが、「学校に通うことだけがゴールではない」という社会的理解が浸透しつつあり、以下の提案を行いました。
例えばフリースクールなどに通いながら成長して社会で立派に活躍している子もいますので、経済的な支援も含めて不登校の子どもも健やかに学べる環境・居場所づくりを、国とも連携して取り組んでいく必要があることを強く訴えました。
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