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公開日:2025.08.21
口腔と歯の話
テーマ「抜歯後の入れ歯について」
今回は、抜歯後の入れ歯についてお話しします。歯を抜いたまま放置すると、かみ合わせが崩れ、見た目や発音、食事にも影響が出ます。そのため、歯が無くなった部位や本数に応じて「入れ歯(義歯)」を用い、失った機能を補います。
入れ歯には大きく分けて「全部入れ歯」と「部分入れ歯」があります。全部入れ歯は、上下いずれかの歯がすべて無い場合に使用します。一方、部分入れ歯は、残っている歯に金属などのバネをかけて固定し、咬む力や安定感を補います。部分入れ歯のバネは機能的に重要ですが、見える位置にあると見た目が気になることもあるため、目立ちにくい素材や設計を選ぶこともできます。
全部入れ歯の場合、上顎は吸盤のような原理で吸着させます。吸着が良ければ安定し、食事や会話も快適です。ただし、下顎は舌や筋肉の動きがあるため吸着が難しく、安定させるには調整や高い技術が必要です。
一般的な入れ歯での咬む力は自分の歯の約2〜3割程度といわれ、口の中は時間とともに変化するため、定期的な調整が欠かせません。極端にいえば、入れ歯は「歯ぐきという柔らかいベッドの上にプラスチックの歯型を置いている」ようなもので、精密な適合と高度な製作技術が求められます。当院では、抜歯後などでお困りの方に向けて、義歯の認定医による「専門外来」を設けております。どうぞお気軽にお声がけください。
ふたまたがわ歯科口腔外科
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横浜市旭区二俣川2-50-14コプレ二俣川オフィス7階メディカルモール
TEL:045-360-6480
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