旭区・瀬谷区 社会
公開日:2025.08.28
旭区
寺院を避難所として活用へ
仏教会と協定結ぶ
旭区は7月30日、保土ケ谷・旭区仏教会(志村齢彦会長)と震災時などに区内の寺院など7施設を避難場所として提供する協定を締結した。権藤由紀子区長は「安心して過ごせる場所として、寺院を提供してもらえることは地域にとっても恩恵が大きい。これからも密に連携をとりたい」と期待を寄せる。
協定締結により、地域防災拠点(区内小中学校など37カ所)や補充的避難所での避難者受け入れが難しくなった場合、区役所からの要請を受けて、同会の寺院が開放される。主に場所の提供、駐車場として使用されるという。
区民に安心感をあたえたいと結ばれた協定。能登半島地震で災害関連死が問題として取りあげられ、地域防災の担当者は「さまざまな状況にも対応や配慮ができるよう整備を進めたい」と述べた。協定締結に関し志村会長は「防災のために、できるだけのことをしていきたい」と話した。
瀬谷区も24年に締結
市は2022年に市仏教会と災害時の協定を締結した。14年に西区、24年に瀬谷区、今年1月に保土ケ谷区でも同様の取り組みが行われ、旭区は市内で4番目となる。
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