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旭区・瀬谷区 教育

公開日:2026.10.07

横浜富士見丘学園(横浜市旭区) 片山さつき財務大臣が講演 生徒と意見交換も

  • 片山大臣からの説明に耳を傾ける生徒ら

    片山大臣からの説明に耳を傾ける生徒ら

 横浜市旭区の横浜富士見丘学園中学校・高等学校(永川尚文理事長・校長)に9月26日、片山さつき財務大臣が訪れた。講演会とパネルディスカッションが行われ、全校生徒が参加。経済や財政、AI技術の進展や少子高齢化といった社会課題について直接意見交換した。

「リスク恐れず挑戦を」

 講演会で片山大臣は、AI技術について、サイバー攻撃や侵入能力の高さといったリスクに言及。その上で、「AIを発達させる目的は、人間が豊かで安心できる世界を作ること。働き手不足に直面する日本においては、ロボット技術などを活用した『フィジカルAI』や現場の技術力を生かすことが重要になる」と強調した。

 続いて、1990年代の金融危機やリーマン・ショック、近年のコロナ禍といった経済低迷の事例を説明。過去の困難からリスクを取ることを恐れる風潮が生まれたことに触れ、「日本をチャレンジできる国にしたい。リスクを取って未来を切り拓く姿勢を、次の世代にも示していかなければならない。そのために『責任ある積極財政』を進めていく必要がある」と訴えた。

 教育の無償化についても言及。私立高校の授業料無償化や給付措置などを取り上げ、「教育はかけがえのない大切なもの。できる限り無償化を進めたい」と述べた。

学生時代を回顧

 講演に続いて行われた、片山大臣と生徒代表によるパネルディスカッション。この討論に向け、各学年ごとにあらかじめ「お金が存在しない世界」「物価と暮らし」「税金の使い道」「少子高齢化」「未来の金融とテクノロジー」といった課題が設定されており、生徒たちは事前に考えをまとめた上で発言に臨んだ。

 中学2年の生徒からの「物価高で以前は買えていたものが買えない。生活に負担がかかる」との指摘に対し、片山大臣は「電気代やガス代の割引き、子育て世代への給付金などで家計の負担軽減を図っている」と説明した。

 また、高校1年の生徒から社会保障費の増大や財政のひっ迫、将来への不安や地方創生の必要性について意見が出されると、片山大臣は「経済が成長しないと財政は改善しない。挑戦しない国に未来はない」と強調し、経済規模の拡大と挑戦する社会づくりの大切さを説いた。

 討論中、片山大臣は自身の学生時代の思い出にも触れた。「学園祭では、自分たちで手芸品を作って売っていた。喫茶店も出店し、お客さんを呼び込む才能があった」と笑顔で振り返り、会場の和やかな雰囲気を誘った。最後には生徒代表から、花束と手作りの記念品が手渡され、会場は盛大な拍手に包まれた。

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