相模鉄道(株)はこのほど、相鉄線とJR線の相互直通運転が始まる今年11月30日(土)に合わせ新ダイヤで運行することを発表。通勤特急・通勤急行などが導入されることも決まった。
11月30日の相互直通運転に向け整備が進められている「相鉄・JR直通線」。相模鉄道(株)は相互直通に合わせ、同日から新ダイヤでの運行を開始する。大きな改正点は、現在、各停のみが停車する西谷駅に特急と快速も停車すること。同駅が「相鉄・JR直通線」への分岐駅となるため、乗り換えの利便性向上を図る考えだ。同社は直通線の開業により、西谷駅から羽沢横浜国大駅までの利用者を一日あたり約7万人と想定。羽沢横浜国大駅の乗降客数は一日約1万人を見込んでおり、同駅周辺の再開発計画にも期待が寄せられている。
また、ダイヤ改正に合わせ、平日朝ラッシュ時間帯に、いずみ野線から横浜方面に通勤特急と通勤急行が新設。横浜方面への速達性の向上が図られる。なお、通勤急行の一部は、海老名駅からも運行される計画だ。
都心へは最多4本/時
「相鉄・JR直通線」の運行計画の概要も決定した。運行区間は海老名駅から新宿駅まで。朝通勤時間帯の一部列車は、新宿駅を過ぎ、大宮方面へ直通する。運行本数は一日46往復(92本)。朝ピーク時間帯は毎時4本。そのほかの時間帯は毎時2〜3本となる。二俣川駅〜新宿駅の最速達列車は44分となる見込みだ。また、二俣川駅から主な駅までの運賃は、武蔵小杉までが520円、渋谷駅・新宿駅は760円となる。
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