泉区 意見広告
公開日:2023.02.23
耕作地面積第1位
泉区の大きな特徴
横浜市には18の区があります。意外と正確には知らない人も多いようです。ちなみに泉区内の連合自治会町内会は12あります。
さて、泉区は18区の中でどのような位置にあるのかというと、面積は市内10番目の広さ、世帯数は15番目で人口は14番目という区です。人口密度は18区中17番目となります。
ただこれは一人に対しての面積が広いという事ですので、机上論での説明では、人一人に対してゆったりした空間がある贅沢な環境、という事になります。
「なんじゃそりゃ!」と言う方も多いと思いますが、この机上の数字が算出される一番の要因は緑地の広さです。
耕作地面積が市内で一番広いからです。
区の面積が10番目にも関わらず、耕作地面積が第1位。それだけ耕作地の占める割合が大きいということです。
ところがこの農地の状況が、ここ10年で変わってきています。
すなわち、耕作放棄地の拡大が顕著化しているのです。
農家が耕作を止める、営農を辞める理由は色々とありますし、辞める事も当然自由なのですが、耕作を止めてもその土地が有効活用出来ないことが問題なのです。
第18位の市街化区域と第1位の市街化調整区域
横浜市内の地面は大きく2つに分ける事が出来ます。【1】市街化区域【2】市街化調整区域です。ご当地・泉区はと言うと、実は半分近くが【2】の調整区域という状態です。これは一言で言うと条例により建物を建てられない土地のこと。
踊場・中田・立場・下飯田・緑園都市・弥生台・いずみ野・いずみ中央・ゆめが丘、と、他区と比べて少し多めの9駅が存在し、公共施設の数も決して他区に劣っていないにも関わらず、区の46.4%、半分近くが調整区域に指定されています。
区内の調整区域総面積は市内第3位、対区面積比率は市内で圧倒的第一位です。因みに瀬谷区30.4%、戸塚区34.6%で西区・中区はゼロ%です。
ここを開発するべきか否かという議論は永遠に続くと思われますが、取り合えず開発しないと新しい住人の入る余地は無いと思います。まさに読んで字の如くですね。
泉区民が対象の住民意識調査の「Q、泉区の住環境のうち、周りの人へおすすめしたいのはどのような点ですか?」の結果、「豊かな自然環境」が 67.0%、次いで「治安の良さ」、「職場・学校へのアクセスの良さ」、 「地域コミュニティの充実」、「趣味の実現(ガーデニング、スポーツ等)」、「保育園・幼稚園の入りやすさ」との回答が出ています。
この67%もの区民が示した豊かな自然環境というものが調整区域に多く存在しているのも事実ですので、区の進むべき方向やかじ取り、開発の塩梅が難しいのが泉区の持つ課題の特徴でもあります。
横山ゆうたろう
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横浜市泉区和泉町7113
TEL:045-804-5559
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